Category Archives: CD

お知らせ

本日新規アップの予定でしたが、急遽事情により木曜に延期させていただきます。楽しみにしてくださっていたみなさま、大変申し訳ございません。
最近多いですね、この「お知らせ」というタイトル(汗)。誠に恐縮です。なんか言い訳っぽいのですが、ただいま以下のディスクを鋭意制作中でして。

また現物が間に合わなかったらマズイので、余裕を持って更新日を延ばしました。内容に関しては明日ちょっくら説明したいと思います。何卒宜しくお願い致します。

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Swamps – Rockin’ Mess!!! (CD)

SwampsのセカンドCDが入荷しました。今ならステッカー付きです。詳細は→こちらからどうぞ。

正直聴いて驚きの内容である。GoriesやObliviansが呈したプリミティヴなサウンドを高度なまでに突き進めたバンドが日本国内に存在するだけで十分誇り高い気持ちになるのに、今回はやたら完成度が高く、ガツンと手応えを感じさせる。

ちょっくら昔話になります。17年前のミレニアム前後。Blues ExplosionやGoriesにインスパイアされたバンドがこの東京でも頭角を現し、In The Redの音源が国内でポツポツと発売され、Lord High FixersやOblivians、そして遂には総帥Mick Collins率いるDirtbombsが次々と来日。音楽シーンの、ごくごく小さな一部分を切り取っての話題であるが、いってみれば動乱のような激しいものだった。ダウンロードだmp3だって騒がれる前の貴重な時代。だからそこなのか、記憶の片隅に多くのワンシーンが焼き付いている。

Kimと出会ったのは、やはりその頃。2000年ジャストかそのくらい。結構古い。場所は新宿のClub Wireで、ホエイヌのライヴだったと記憶する。「あの~関口さんですよね?DOLLのレヴューいつも読ませてもらってます」と挨拶してきて、「今こういうバンドをやっているんですよ」と、彼が当時在籍していたBobo Tuneのデモテープを手渡された。まあほんとそれっきりで、結局Bobo Tuneのライヴは一度も体験出来ず、以降彼を見かけることすら無くなってしまうのだが、そのやりとりだけは何故か不思議と鮮明に覚えている。ちょっと前までは「あの彼は今現在なにをやっているのだろう?」と、ふと急に思い起こすことがあったほど。

そうして月日が過ぎ、7年くらい前だろうか、Sodapop氏主催のイヴェントにお呼ばれして群馬まで出向くことになった。共演はワンマンバンドで次第に注目を集めていたThe Fly(祝復活)。なんとそこでばったり、Kimと再会を果たすのである。こんなことがあり得るのか? 第一ここはグンマだぞ。つーかあれからどうしていたんだ?と早速聞けば、その後東京を離れてホームタウンである苫小牧に帰郷。故に音楽活動の場がなかなか得難く、不利であるようなことを漏らし始めた。その表情はちょいと暗く、もやもやしているような様子で、返す言葉も特段見つからず、会話は途切れたままとなった。しかしその後、The Flyからのインスパイアが相当大きかったのか、2011年に自身のバンドSwampsをスタート。早くもその翌年には東京のHalloween Ballに出演を果たし、度肝を抜くパフォーマンス(ギターのピックアップをマイク代わりに発声するヤツ)で話題をさらったのだった。以降国内各地の公演~USツアー、海外レーベル契約、音源リリースとまさにトントン拍子の状況が続いていく。今年の5月の末にはスペイン、ポルトガルを回るツアーを予定しているという。小さな出会いから始まり、音信が一時期途絶えつつも、かつて以上に活発、快進撃を続けているというのがハタから見ていて気持ちいいし、同時に感慨深い。なにより歳取ってからの方が活気があり、本人自体が意気軒昂というのが喜ばしいではないか。こうした経緯を経て、Kimの作品をウチで扱うなんて夢を見ているようだ。出会った当時はウェブストアも正規作品もお互い存在しなかったのだから。ありきたりなフレーズで臭いかもしれないが、音楽の取り持つ縁って不思議である。

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Busted / Jamboree (Mix CD)



Motoi編集のミックスCDが2種入荷しました。詳細、購入は→こちらからどうぞ。


New Breed R&B/Blues/Popcorn/Mambo/Latinといったオブスキュリティーズ、レアリティーズの数々を、独自の感覚で繋ぎ合わせた意欲作。この種のCDといえば当店ではDan製作のWild Childシリーズが好評を博したが、こちらも一石を投じる濃厚で究極ともいうべきクオリティを誇っている。コンセプトはほぼ一緒だが、ざっくり差異を述べればVol.2の方はややラテン調リズムのものが多め。意図したのかどうかは別として、ルイジアナの音源が一部分を占めているのが興味深い。この地といえばニューオーリンズのイメージがあって楽天的なサウンドを連想するが、翳りのある楽曲も意外と多いのだ。聴き込めば聴き込むほどこうした発見が出てくるのだろう。好きな事象への探求はまだまだ終わらず。新たなる音世界の指南書としてもお役に立つこと必至の音源である。

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The Pringles New Album (CD)

The Pringles – Rockin’ Like A Man (Rhythm Bomb 5842)

Pringlesの新作が入荷です。なんとモダン・ロカビリー〜ロックンロールの総本山である独/英Rhythm Bombと契約。待望のフルアルバムが手元に届きました。

ここ最近のフェイヴァリット・バンドのひとつですね。活動歴は割と長いものの、ここ最近の精力的な活動はホント目を見張るものがあります。昨年はボウリング場で行われたヴィンテージ・ミュージックの祭典「HAVE A BALL???」の主催も記憶に新しいところ。かつては我が「下北ナイトトレイン」に出演してもらいましたし、その際MCで「前から出演したかったイヴェント」と発言してもらったのはちょっとした自慢であります。その勢いは国内に留まらず、「Viva Las Vegas」「Rhythm Riot」といった著名な海外のイヴェントにもめでたく出演。まさに飛ぶ鳥も落とす勢いであります。サウンドとしては共演バンドの影響かロカビリー〜ロックンロールの範疇で語られることが多いのですが、ダークなトーンのマイナーキーなレパートリーも少なくなく、ブルース・ベースのR&Bやニューブリード系のリスナーにもオススメです。カヴァーもFabulous Silver Tones版「Dimples」、Shorty Long版「Burnt Toast And Black Coffee」、Scotty McKayの「Midnight Cryin’ Time」と渋いセレクションに唸ること必至。といいながらも、「Watch Out」「Rockin’ Like A Man」といったオリジナル・チューンが出色の出来栄えで素晴らしい。デビュー・ミニアルバムと収録曲の重複がいくつかありますが、新たにリレコーディングされ、一層ロウでプリミティヴなサウンドに仕上がっています。全てのヴィンテージ・ミュージック(この言い方は実際抵抗があるが、便宜上使ってます)ファンは必聴。Buy Or Dieです。

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