Monthly Archives: 3月 2016

The Fadeaways / The Rebels Split, MELLViNS 7″s

国内のガレージ・シーンを賑わすバンドのシングル〜EPが一挙3種入荷です(→こちら←のアイテム枠からどうぞ)。


まずはThe FadeawaysとThe RebelsのスプリットEP、計4曲入りです。Fadeawaysは都内在住の皆さんならご存知ってところでしょうか。初々しさが不変のサウンドとメンバーの飾らない性格が良い意味で災いして常に新鋭バンド〜若手の部類に属すイメージがありますが、なんと昨年は10周年を迎え、東京のガレージ・シーンを代表する中堅グループとして今現在もとどまることなく走り続けています。メンバー・チェンジ無しで長い期間活動を続けてきただけでも十分立派なことなんですが、日本のガレージ史に名を刻むような偉業をそのおりおりで成し遂げおり、その貪欲な姿勢には毎度感心させられっ放しです。なかでもひとつハイライトをあげるなら、4年前にあのボストン・パンク・レジェンドDMZ/LyresのJeff “Monoman” Conollyを日本に招聘し、バックバンドを務め一緒に国内ツアーを行ったことでしょうか。あれは本当に衝撃で、今もワタクシの脳裏に鮮烈に焼きついています。80年代末頃からガレージ・パンクにどっぷりの人間であればこのMonomanが如何に⚪︎⚪︎な人物か噂を耳にしているはずで、仮に万が一自分に話を振られてもきっぱりとお断りするのですが、彼らの場合、憧憬や尊敬、愛情の強さが勝ってライヴを敢行、大成功に終わらせるという「荒技」を決めてしまい、新旧のガレージ・フリーク達を揃って驚嘆させました。国境や世代を超えた両者が(片や伝説でもあるのに)タッグを組んでこの日本で演奏するなんて、一体誰が想像できたでしょうか? ほとんど奇跡に等しいようなもんです。そうしたエピソードの一片からも、彼らのパワフルさ、モチベーションの高さが伝わってくると思います。

サウンドの方もガレージ愛をひしひしと感じさせるもので、『Back From The Grave』『Teenage Shutdown』といった編集盤に収録された無数の音源はもとより、更に的を絞って60年代ノースウェスト組、70年代後半のボストン・パンク、初期Voxx(Crawdaddys/Hypstrz)といったネオ・ガレージ、90’sのサンフランシスコ勢やニューヨークのDevil Dogs、UKのBilly Childish周辺、国内のTeengenerateに至るまで、あらゆる時代の良質なガレージ・パンクのエレメントを受け継いだ、生粋のサウンドを鳴らしてくれます。これらの音楽的要素云々の話を抜きにしても、数々のライヴで培われた三位一体のタイトな演奏は真に絶品。キャリアを重ねつつ、それでいてロウな感覚を失わないというのも見上げたもんです。

福島のThe Rebelsについては詳らかでないのですが、まだまだ有望なバンドが国内に存在することを思い知らされました。Fadeawaysに追従する勢いの荒々しいガレージ・サウンドを有し、既に独自の世界観が確立されているようです。正直まだ二曲のみでは全体像がつかめないところもあるので、今後のライヴや音源に期待したいところ。試聴の方ではロックンロール・ガレージなオリジナル・ナンバーをアップしましたが、Scotty McKayの爆裂カヴァーにも彼らの激渋センスとハチャメチャぶりが感じ取れます。

そして最後に、野郎共は鼻の下をのばすこと間違いないであろうキュートなフィメイル・トリオ、MELLViNSの紹介です。サーフ・バンドMark & The Chicksでギターを担当するKumiが新たに始めたグループで、精粋たるガールズ・ガレージ・サウンドをストイックなまでに追求しています。オリジンとなる60’sフィメイル・ガレージ・コンピレーション『Girls In The Garage』から80’s以降のガールズ・サウンドを代表するPandorasやBrood、Thee Headcoateesの影響が明らかですが、逆にやりたいことがハッキリしていて非常に潔く感じられます。例えばファーストのA1B2はそれぞれPandoras、Thee Headcoatees(Tamrons)の持ち歌なんですが、「バンドを始める以上、これをやらずに死ねるか!」的なピュアな姿勢が垣間見れる、意思表明とも取れる内容です。ライヴも常にひたむきさが表出していて、観ていてえらく清々しい気持ちにさせられる。昨年は早くもフランス・ツアーを決行、セカンドの方はイタリアのレーベルからのリリースで、今後も活動の幅が広がることでしょう。

というわけで、三枚同時購入の方には各バンドの生写真付き、とはいきませんが(握手券でもいいけど)、入荷数も少ないので一緒に購入されることをおすすめします。よろしくどうぞ。

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One Man DJ Show

なんともこっぱずかしいタイトルで告知しにくいのですが、宣伝しないわけもいかないので…。今週末、メンフィスでワンマンやります。せっかく長いセットでできる機会を与えてもらったので、なにかテーマでも作って選曲しようかと画策中。お笑い芸人ばりのMCやGG Allin並みのパフォーマンスが期待できるかも? いやそれはさすがに厳しいですが、精一杯がんばりますので皆様お待ちしております。

関口 弘ワンマンDJショー
3月12日(土)
@下北沢Barメンフィス兄弟。
東京都世田谷区代沢5-6-14 前田ビルB1A
Tel 03-5486-3461
open 19:30~
admission : 1,000 Yen (incl.1drink)

DJ:
関口 弘
Special Support DJ :
Rie (Stompin’ Riffraffs)
akiraメンフィス兄弟。


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New Item 3/1

商品24点アップしました。偶然にもBoys Next Doorという同名異バンドのシングルをそれぞれ同時出品。どちらもおすすめです(間違ってもボイネクとか略さないように)。→こちらからどうぞ。







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