Shimokita Night Train DJ profile Part 12

突如復活のDJプロフィールです。『下北』とは直接関係ありませんが、折角この機会に呼んだのだからやりましょう。札幌からのゲスト、佐藤和彦です。


【お名前】
KAZZMANとかKAZZY WHELLMANと名乗っていますがカズさんと呼ぶ人が多いです。


【DJ略歴】
地元札幌で『TEENAGE BABYLON』を8年ほど主催してました。松井(現『SWANK』『下北ナイトトレイン』)の脱退を機に解散。現在は『HIDDEN CHARMS』にて奮闘中。
ROCKABILLYイベント『STRUTTIN’』にもレギュラー出演中です。


【好きな音楽、得意とするジャンル】
一番、血が沸騰するのは60’s PUNK、ROCKIN’ BLUES。


【音楽的影響】
CRYPT/ NORTON、そして自分からの影響大です。


【お気に入りの3枚】
Bo Diddley – You Can’t Judge A Book By The Cover / I Can Tell (Chess)
Esquerita – Oh Baby / Please Come Home (Capitol)
Link Wray And The Raymen – Big City After Dark / Hold It / Dance Party Pt. 1&2 (Sundazed)


【好きな食べ物】
ジャガイモです。ポテトフライ、コロッケ、ポテトサラダ、ジャーマンポテト、カレーやシチューに入ってても美味しいしジャガバターも好き。塩煮するだけでもイケる。ジャガイモは世界一、美味しい食物です。


【当日への意気込み】
もし100枚好きなレコードを答えろと言われたら関口ピロシ先生、ジミー益子さんに教えてもらったレコードが9割を占めると思います。そんな自分が御両人とご一緒出来るなんて有頂天です。100年早いですが、やらせて頂きます。当日はどんな悲しい事が有っても世の終わりみたいに大騒ぎします。出演バンドと二部のDJ陣も最高なので音楽ファンとして自分自身こそが一番楽しみまくります。


【関口よりコメント】
 またまたしつこく記すが、自分が主催する二つのイヴェント『SWANK』『下北ナイトトレイン』は、大阪のジェームス主宰の『Osaka Twist And Shout』と札幌のカズ主宰の『Teenage Babylon』から大きなインスピレーションを得ている。ゆえに、いつか彼ら二人を自らのイヴェントにお招きして、一緒にプレイすることがひとつの夢というか目標であった。もちろんゲストを呼ぶこと自体、難しいことでも何でも無い。出演者の都合さえつけば、それ相当のギャラさえ捻出すれば、やる気さえあれば、いつだって行うことが出来る。それをわかっていながらも、敢えて実行しなかったのは何故か? 自分がイヴェントを始めた頃、少なくとも自分の周りでは、DJのセレクトした音楽で踊るようなシーン、文化が根付いておらず、ゲストを招いて盛大に行えるほどの土壌がなかったのだ。そこで東京に異動してきた札幌『Teenage Babylon』出身の松井の力を得て、自ら運営する『SWANK』は徐々にステップアップを重ね、取り巻く状況が変化していった。そこから新イヴェント『下北ナイトトレイン』が派生し、更に理想の世界に一歩一歩近づき、その結果当初の目標(ジェームス招聘)が達成する。そしてそれから僅か半年ほどのスパンで、自力で佐藤和彦をスペシャル・ゲストに迎えることが出来るなんて、手前でいうのもなんだか感慨深いものがある。これほど物事を計画通りに進めることが出来たのも、私やFRATHOPを支えてくれた皆様、お客様のお陰である。この場を借りて改めて感謝したい。
 さて、カズといえばガレージ本のレヴューやブログ他、既にこの界隈では著名な人物。余分な説明は全く不要だろう。しかしだ、そうやって名前が知れ渡っている割には、カズの本当の凄さ、真の実力を理解する者はKaz少ない(駄洒落です)、と自分では思っている。最近は「いや〜オレ、札幌のカズさんのこと知っているんですよ〜」と、実際面識もないのに、まるで本人と幼少期から一緒であるかのように馴れ馴れしく近寄ってくる輩がいる。確かにユーモアたっぷりの人懐っこい文章だし、音楽に知識が無くても楽しめるから、知らずのうちに親近感が湧いて友達目線で語ってしまうのだろう。まあ、その理由はわからなくもない。
 自分はそういうユーモラスな側面だけでカズを捉えてはいない。文章はとっつき易く万人向けだが(たまに下ネタもあるし)、セレクトする音楽は硬派そのもの。彼の本質を理解したければ、『Hidden Charms CD』ときっちり対面するがいい。そこには文章では感じとることの出来ない妥協の無さ、己への厳しさ、硬派な姿勢といった、佐藤和彦という男の内面、魂が表出している。それらの音源に何も感じないのであれば、カズのファンを安易に名乗ることはやめたほうがいい。文章は笑えるのに、音楽の方で笑えないのは何故だと思うのなら、CDを最低1000回は聴いて考え直して欲しい。あなたがホンモノなら、最終的には理解出来るはずだ。「笑い」は本人の魅力の一部分に過ぎない、と。
 何度も言うが、これはお世辞ではない。カズこそ自分が認めるKaz少ない優れた選曲家のひとりである。ジェームスや益子さんも強者だが、また違った凄さをこのオトコは保有している。ここ最近、彼が手掛けた作品には、ブルージーなR&Bダンスが多く含まれていて、この辺りのセンスも自分としてはメッチャ共鳴する。70年代末期〜80年代初頭に音楽〜ロックンロールに開眼し、掘り下げを繰り返していくうちに辿り着いた先は同一であるという事実。東京と札幌、場所は離れていても気持ちは一緒である。
 残すはあと6日である。文字通り、満を持しての出演となった。当日は真の凄さを直に体感して欲しい。開会宣言もお見逃し無く。
 Salute to Kazzy Wheelman 佐藤和彦を称えよ。


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