Mad Man Jones – Snake Charmer

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いつも新商品やイヴェントの告知ばかりなので、たまには珍盤でも紹介しましょう。

90年代の終わり頃だったと思う。小指くらいの厚さの冊子小包が我が家のポストに挟まっていた。封の中身は、某レコード・ディーラーから取り寄せたカタログである。「某」と書いたが、実は名前も何処の州の人なのかも、今では全く記憶にない。唯一覚えているのは…いや、忘れもしないのは、そのカタログの厚さと幸運にも入手出来たレコードのみである。

カタログが分厚いだけにそのレコードの枚数も膨大なのだが、内容は玉石混淆といった感じで、最終的には5~6枚程度しか購入しなかったように思う。オーダーのなかで一番欲しかったのはNation Rocking Shadows – Anesthesiaのシングルで、先客がいたのか、残念ながら入手出来なかった。考えてみれば、その悔しさも未だハッキリと覚えている(笑。ホント滅多に市場に出ないレコードです。誰か譲って)。しかし、第二希望の二枚(両者タイ)が手元に届いたのは、念が通じたのかそれなりに嬉しかった。ひとつはBob Grady – Granny Top Em At The Hopで、これはBilly Miller (Norton Records)のトップ・ウォントの一枚として知られている(といっても発覚したのはごく最近。Billyとのやりとりで面白い話があるのでいずれまた)。そしてもう一枚はMad Man Jones – Snake Charmerである。前者は編集盤『Desperate Rock ‘N’ Roll』、後者は『Sin Alley vol.4』を通して知り得たナンバーだ。

Snake Charmerについて言及するなら、当時の僕は明朗なロックンロールやアッパーなR&Bが好きだったので、「ストレンジなレコードもたまには良いな」程度の感触しかなかった。ところが、十数年の月日を経て、まるでダイヤモンドのように眩しく光り輝いていることに気づき、新たな感動に心が震える毎日である。この異様な雰囲気とリズムは、一体なんなのだろう。Latin Exotica Horror Tittyshakerと形容したくなる演奏など、そう滅多にあるもんじゃない。音楽スタイル的な括りを抜きに語るとしても、その毒気づいたサウンドは唯一無比のものだ。

Mad Man Jonesは他にも素晴らしいシングルを多数残している。熱烈な支持者は少なくないだろうし、編集CDが存在してもおかしくない筈だが、何故かどこからもリリースされていない。このタイミングでまとまった音源が発表されることを切に思う。


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