Shimokita Night Train DJ profile Part 12

『下北ナイトトレイン』あと10日と迫りました。まずは一人目のゲスト、Kazoonです。


【お名前】
Kazoon


【DJ略歴】
マネースパイダー主催の『House Rockin’』はじめ、『Osaka Twist And Shout』、『Bombed』、『 It’s Finking Time』、『A Knife And A Fork』など大阪の名物イベントにてDj出演。


【好きな音楽、得意とするジャンル】
R&B


【音楽的影響】
The Rolling Stones。Stonesがカバーしている曲や60sに興味を持ったり、ガレージやSoulを聴くきっかけも根本はStonesだったのではないかと思う。意外とその元をたどるとStonesを知る前のThe Street Slidersだったりして・・・。(笑)


【お気に入りの3枚】
Guitar Jr. – The Crawl / Now You Know (Goldband)
Bo Diddley – You Can’t Judge A Book By It’s Cover / I Can Tell (Chess)
Johnny Adams – I Won’t Cry / Who Are You (Ric)


【好きな食べ物】
お好み焼き。


【当日への意気込み】
ガレージパンクのディスクガイドシリーズの本からの影響やマネーのアルバム『Club Gumbo』のライナーなど関口先生にはお世話になってばかりです。先生とDjでご一緒させていただくのは大阪ツイストアンドシャウト以来。胸を借りるつもりで参戦します。レジデントDjも強豪揃いなので本当に楽しみです。また、大阪から岡ちゃんの参戦により、ゆかりを感じ、プレッシャーと楽しみが倍増されてます(笑)。気合いの入れ過ぎで空回りしないよう誰よりも楽しみます!


【関口よりコメント】
 「Money Spyder」というバンド名が、James Taylor Quartetのナンバー及びアルバム・タイトルに由来していることをご存知だろうか。Milkshakes/Mighty CaesarsつながりでPrisoners(JTQの前身です。念のため)も好物だったボクとしては、そんなネーミングを持つ連中が我が国ニッポンにいると聞いて妙に唸ったものである。しかしその割と言っちゃなんだが、彼らと接触を持つずっと後のことで、その頃にはバンドの音の方向性に変化が生じていた。一言で説明するならニューオーリンズ・サウンドを根っことしたガレージ・パンク。そこに近所の兄ちゃんというか庶民的なノリが注入され、バンドのキャラと類い稀なる世界を生み出していた。ベースのカネコ君から「ガレージ経由でR&Bや南部の音楽を掘り下げているセキグチさんに是非聴いてもらいたい」と、手紙を受け取ったのも丁度その頃だ。その言葉になんだかえらく感銘を受けてしまったボクは、すぐさまこのバンドのファンになった。以降、お互い親交を深めるうちに、彼らのアルバムをボクがプロデュースするという話が持ち上がったが、コストの面でレーベル側から却下されてしまった、と誰にも話したことのないエピソードを今ようやく公表出来たので意味も無く得意げである(結果何もしてないので自慢にならないが)。
 それから数年が経過し、James主催の『Osaka Twist & Shout』に初出演を果たした際(奇しくも札幌から大阪へ移住した岡ちゃんが初レギュラー参加)、同じゲスト出演だったカズーンのDJを初体験する。楽器とDJの両方をこなせる人は少なくないと思うが、彼の選曲はひと味違っていた。ニューオーリンズをテーマとしたオール・シングルのセット。そんなDJ、日本の何処探しても他にいないぜ!とやたら興奮し、思わずブースの真ん前でひとりでバカ踊りしたと記憶している(決して後悔してません)。こういうコアな人がバンドの中核にいると音に説得力が生まれるし、改めてMoney Spyderの素晴らしさを確認した次第である。その頃から、いつかカズーンと再びプレイ出来ればと願っていた。しかも凄いのは音楽の分野だけではない。彼の作る料理もまた絶品で、『Osaka Twist & Shout』ではフード出店を数多くこなし、友人宅で家で名物「カズーン鍋」は水を一切使わないスペシャルな調理法からして驚異に値するものだった。あらゆる場面において活躍する彼が、大阪のシーンで重要なポジションに位置していることに気づかされたのである。
 そんなカズーンが近年東京に異動。もうこれは誘うしかない!と、次の下北ゲストに即決定となった。しかもTwist初出演の縁で岡ちゃんと自分と三人が一遍に繋がる。これまた奇遇である。更に『下北』開催の一週間前の2月1日、岡ちゃん企画の『Finking Time』でMoney Spyderが久々に復活するという。今、彼のエナジーが一番集中しているときだろう。当夜はカズーンのヴァイニル・クッキングを是非とも堪能していただきたい。


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