From Mad Mike collection 3


 以前書いたとおり、Mad Mikeのラジオ局用レコードにはナンバリングが施してある。初期の頃はプライスタグのような枠付きのステッカーにナンバーが打たれ、レーベルに貼付けられている。

 自分が所有しているナンバリングのレコードで一番若い番号は1885。その次が2717。この頃はスタンプが赤で、ステッカーの貼付け位置がその都度適当である。しかしやがてサイン入りで左上もしくは右上「斜め貼り」というスタイルが定着してくる。ついでにスタンプもブラックに変更された。

 ナンバリングのステッカーはレーベルだけでなくアウター・スリーヴにも貼られており、上の写真のように番号とあわせて保管されていた。手にした当初はずいぶんキッチリしているなあと思ったが、ラジオ局が盤を管理しているので当然といえば当然である。

 Chuck Edwardsはピッツバーグ出身のブルース〜R&Bギタリスト。その縁もあってか、地元ラジオ局でスマッシュ・ヒットをいくつか飛ばしている。一番有名なのは「Bullfight」と「Downtown Soulville」である。後者はCryptの編集盤やWFMU/Mr Fine Wineの番組を通して耳にしたことがあるだろう。この「Morning Train」はパーカッシィヴなビートを前面に出したプリミティヴなR&Bロッカーで自分の好みであるが、ヒットには至らなかったと推測する。リリースは57年。Mad Mikeがラジオ局でDJを始めたのは60年代半ばだから、出入りしていたラジオ局の巨大なライブラリーからこのディスクを抜き出し、良いと思ったので自分用の棚に収め、いざという時にプレイ出来るようキープしていた。

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