Chandler R.I.P. Part 2

先日のChandler R.I.P.の記事ですが、思いのほか反響があり、いろいろとメールやメッセージをいただきました。皆様この場を借りてお礼申し上げます。その一例として、浜松the WILD ONEのFujiさんより「ニューヨーク滞在時にCrypt Records 20周年のイヴェントでChandlerのバンドのライヴを観た」とオドロキの報告を受けまして、さらに当時の貴重な写真まで送っていただきました。こんなレアなものを独り占めしておくのは勿体ない!ということになりまして、ワタクシの拙い解説つきで紹介させていただきます(Fujiさん本人より掲載許可を得ております)。

Photos By/Courtesy Of Fuji (the WILD ONE)

まずはこちら。2003年のCrypt Records 20周年記念イヴェントの告知ポスター。レーベルのボスTim WarrenがDJでクレジットされているが、ブッキングはTimではなくTom Dashによるもの。Mike SniperやRadio HeartbeatのWilliamと共に00年代のニューヨークのシーンを盛り上げた人物で、05年のTeengenerateのリユニオン〜US公演も彼がセッティングしている。ゆえか、出演バンドは100パーセントCryptでなかったりするが。

Raunch Hands解散後、Mike Chandlerが結成したChandler & The ChasersのCrypt 20周年イヴェントでのライヴ写真。ギターはVacant Lot/Trick BabysのMitroで、ベースはYellow Scabに在籍していたJoyだと思われる。ドラムはTom Dash本人。単独音源はリリースされてないが、確かコンピレーションにて一曲聴けるはずだ。

Chandlerの雄姿。

このChandler & The Chasersだが、結局パーマネントなバンドにはならなかったようだ。その後ChandlerはLost Crusadersでヴォーカルを担当、2008年にアルバムをリリースしている。メンバーはSubsonics/Vendettasのアトランタ勢と現在Daddy Long Legで活躍中のBrian Hurdで、アルバム発表以降、特にこれといったニュースは入ってこなかったから、一回限りのセッション・グループだったのかもしれない。また同年Raunch Handsの名前でアルバム『Bigg Topp』を発表しているが、復活というよりかはテキサスに移住してしまったギターのMaricondaが地元の仲間を引き連れ、再びChandlerと合流したような印象を抱く。いずれにしろこちらも本格的な再始動とは成り得なかった。


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