From Mad Mike collection 5

 二週間ぶりにMad Mikeのレコードの話題でも。
 ナンバリングのレコードについては、既に3、4と連続で紹介したので、枠付きのステッカーも少しは見慣れたんじゃないかと思う。

The Rock-A-Fellas – Night Party
 『Frolic Diner Vol. 3』収録なのでTittyshakerで括ってもよかろう。

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 しかし、この枠付きステッカーのスタイルも8000台にて終焉を迎える。そのまま続けりゃいいのに、何故なんだろう? ステッカーの在庫が切れたのか? いちいち文房具屋で買うのが面倒になったのか? いや、違うのだ。
 改めて8724のステッカーをご覧いただきたい。ナンバーが枠いっぱいの状態である。そう、このレコードの登録管理者はナンバーが8000台を迎えた頃に気付くのだ。「もうすぐ桁数が一個増える。このままだと枠からはみ出してしまう。近いうち別の手を打たないとマズイ…」
 そこで発案されたのが、以下のスタイルである。ステッカーではなくテープとは良く考えたものだ。これなら長さにあわせて自由にカットが出来る。だがその前に、5桁が収まる長枠のステッカーはなかったのだろうか?とフト思ったりしたが、あればとっくに代用しているでしょうし、今の世の中みたいに商品のヴァリエーションが豊富でなかったのだろう。

Doug Wray – Goose Bumps
 ご存知Link Wrayの実弟でThe Raymenのドラマーのソロ作品。Link先生の諸作品で聴ける前のめりなドラミングも当然素晴らしいが、やはりこの人といったらRay Vernon – Hold Itでの狂おしいシンバルの連打に尽きる。あの時代のハードコアといっても過言ではない。それだけに、この笑い声のエフェクトは別の意味で衝撃である。

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 テープは一見マスキング・テープ(塗装用のヤツね)のようだが、リムーバブルな雰囲気はなく、表面がガッチガチに硬化している。無理に剥がそうもんならレーベルの紙が破れてしまいそうだ。
 以上のレコードにはMad Mikeのサインは無い。但し二枚目はOLD / GOOD / RADIO / F(=Fast)とメモが本人によって記されている。本作が発表されたのは59年、Mad Mikeがラジオ局のライヴラリーで手にしたのは64〜65年くらいではないかと思う。


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