Monthly Archives: 9月 2017

Hidden Charms CD-Mix Vol.15

 Hidden Charms CDの新作が到着しました。→こちらからどうぞ。

 待ちに待った新作。ほぼ10ヶ月ぶり。前作と前々作のスパンが3ヶ月とこれまた異例の短さだったので、ひたすら長く感じられた。改めて振り返ると前の2作(Vol.13/14)=「サーフ・テーマで二枚連続作る」の衝撃が大きく、未だ尾を引いたままだが、今回は原点回帰とばかりにロウ&ワイルドなR&B Dance/Blues/Doo Wop/Black Rockerにスポットをあてている。このあたりのネタもまだまだ尽きないというか、こまめに集めているんだなということが確認出来てホッとした。
 まずはアタマの3曲が強力だ。おそらくこの3曲で聴き手をKOさせることが目論見だろう。一発目はClint West – Night Trainで、「ついに仕留めたか」もしくは「先を越された」という想いがつのる。いうまでもなくJames Brown(ヴァージョン)のカヴァーで、ガレージ系ファンにはTravis Wammackのソレが知られているが、勝るとも劣らないスピーディーな演奏がエキサイティング。2曲目のThe Rival、これも所有していないんだよなあ。ベース・ヴォーカルのコーラスがウルトラクールな、Doo Wop直系のR&Bソウル。某編集盤でその存在を知ったが、なかなかお目にかかれない逸品だ。Bunny SiglerのLong Tall Sally ripoffも全く知らなかったので、この辺の発掘力には恐れ入る。毎度勉強させられますなあ。自分の知らない曲を一つでも紹介してくれる時点で、相手の方が上手です。肝に銘じましょう。
 自分もコロコロとマイブームが変わり、ここ最近はガレージ〜サーフ熱が再燃していたところだけど、Norton/Crypt/Candy/Mad Mike系のR&B Dance/Blues/Doo Wop/Black Rockerはやはり血が騒ぐ。説明するまでもなく、原点ですから。ラストにKazzman流のエチケットで、若干New Breed/Popcorn/Exotica調のナンバーが添えられているのもお聴き逃しなく。

Hidden Charms CD-Mix Vol.15 はコメントを受け付けていません

Filed under New Item

The Poseidons – Rawabunga (Cassette)

 多方面で活躍するギタリストNishioka Diddleyが在籍するグループ、Poseidonsのカセット・テープが入荷しました。お買い求めは→こちらからどうぞ。


 Nishioka Diddleyと対面したのはかれこれ5年以上も前のこと。彼がかつて在籍していたバンドの演奏を観る機会があり、確か当時はハタチそこそこだったはずだが、その若さでブルースの渋いカヴァーなんかがポンポン飛び出してきて、いきなり驚かされたものだ。しかしこれからという時期にバンドは空中分解。本人はしばらく燻っていたように思う。
 シャイな性格ゆえか彼と親交を持つまで時間を要したが、音楽に傾ける情熱はやたらと熱く、あっという間に打ち解けるようになった。好きなミュージシャンはLink WrayとSandy Nelsonとくれば、意気投合しないはずがなかろう。そんなカンジで前々から一目置く存在のオトコであったが、気がつけばいくつかのバンドを掛け持ちするほどの多忙な、今や人気のギタリストとなってしまった。オモチャの楽器を用いたガレージ・サウンドで人気急上昇中のChildish Tonesを筆頭に、インストゥルメンタルをメインとするDid Burns、そしてソロ名義と、ほぼ毎週末はどこかしら都内のライヴハウスで演奏を行っている。そもそも最初から類い稀なるセンスを有していたプレイヤーなのだ。方々から声が掛かって当然といえば当然である。


 なかでもこのPoseidonsのカセット・アルバムは、かのBurger Records傘下のWienerからリリースされたという快挙も手伝い、驚きを持って迎えられた。Nishioka自身としても初の海外デビューとなった、異例ともいうべきスペシャルな作品なのである。
 ギタリストのShimadaとドラム担当のNishimuraによって2010年に結成され、一時期は二人組のユニットとして活動していた。そこでこのバンドのファンだったNishiokaが加入し、現在のトリオ編成のスタイルが固定する。音の方は、ざっくりいうならスピーディーなローファイ・ガレージ・ロックンロール・パンクといったところだ。こちらが想像していた以上にゴリ押しなパンク色が強く、初めて接した時は正直ビックリしたが、彼のスライドギターをフィーチャーしたミッド・スロー・ナンバー「Gas Nuki」なんていう個性的なナンバーもあり、一筋縄ではいかない面白さがある。Rip OffsやZodiac Killers、最近だとBlack Mambasのファンにオススメしたい。都内、いや国内のショップで扱っているのもウチくらいなものだし、カセットという形態も魅力的でソソるから、是非とも手に取っていただきたい。

The Poseidons – Rawabunga (Cassette) はコメントを受け付けていません

Filed under New Item