Category Archives: Mad Mike

New Items 4/10

今回もおすすめ盤パート2です。

Patrice Holloway – Do The Del-Viking


 ブラック地にシルバー・インクのレーベル。例えばメジャーだったらRCA Victorなんかがそうなんだけど、既存のスキャナーだと実色通りにスキャン出来ず、シルバーが沈んでメリハリがなくなってしまう。取り込みソフトの「退色復元」をチェックするとシャープに写るが、今度はブラック部が白けてしまう。ショップの方は基本ノーマルで撮ったものを載っけていますが、ここで敢えて「退色復元」の方を掲載してみます。う〜ん、どっちがいいかね? read more!?

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From Mad Mike collection 2


 アーティスト、レーベルに関しての詳細は不明。Wardell Quezergueのクレジットから、かろうじてニューオーリンズ産であることが判別出来る。アレンジャーのクレジットの方もLarry Martin(=Wardellの変名)となっているから、彼が親しいセッション・ミュージシャンを集めて録音したものだろう。90年代の後半にdeep funk界隈で話題になった、ラテン・ブーガルー〜インストゥルメンタルの佳曲である。
 Mad Mikeのサイン入りレコードをざっくり大別すると、ラジオ局のライブラリーに属していたものと、自ら買い入れたものとの二種類が存在する。ラジオ局から支給されたディスクには登録ナンバーがレーベルに必ず打ってあるので、本盤は後者ということになる。こんなオブスキュアなレコードを、当時いったいどうやって手に入れたのだろう。
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The Avantis – Wax ‘Em Down



 Pat And Lolly Vegasの話が出たのでもう一丁。
 90年代に乱発されたサーフ~ホットロッド・コンピレーションのなかでも、ひと際印象に残っているのが『Wax ‘Em Down』というアルバムだ。ガレージ・シーンで有名な某ミュージシャン二人が編集したということもあって、ジャケット・デザインから作品のコンセプト、選曲の全てに至るまで、サーフというよりガレージ・ファンにガンガンにアピールする、ロウな内容のアルバムだった。そのLPのA面トップを飾るのが、タイトル元となったAvantisのナンバーである。
 サウス・カリフォルニアのサーフ・ブームのあおりを受け、Avantisが結成されたのは1963年。Patがベースで、Lollyがギター。ドラムはのちにBeach BoysのメンバーとなるMike Kowalskiが担当していた。 read more!?

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From Mad Mike collection part 1


Mad Mikeの名を初めて耳にしたのは、90年代も終わりに差し掛かった頃だと思う。「Crypt, Norton Recordsのルーツというべき、偉大なる先駆者/DJがペンシルヴァニア州のピッツバーグに存在した」という一節にとてつもない衝撃を受け、かつて60年代にリリースされた編集盤『Mad Mike Moldies』を無我夢中で探し、ようやく手に入れた時の嬉しさは今でもハッキリと覚えている。その30年先を行く選曲の鋭さに心底驚き、私はたちまちMad Mikeという人物に魅了された。今でこそNortonからコンピレーション『Mad Mike Monsters』がリリースされ、ガレージ~ロックンロール愛好家の間にネームが知れ渡った感があるが、当時はアメリカのディーラーに”Mad Mike”と口にしただけで、「何でニッポンジンのオマエが知っているんだ?」と妙な顔をされたものだ。ローカルなエリアでは著名であっても、それはまだまだ一部の世界、コレクター界隈でしか過ぎなかった。 read more!?

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